| そらみみ −空耳− |
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添う 久しぶりに花を活けてみた。 家族の者が少し元気がなく
「元気が出るように」と黄色い花を玄関に飾ったのだが
当の本人は・・というと、花の存在すら気づいてないかもしれない。
肉親というのは、おかしなもので
相手の思いとは関係なく、ただ単に自分がそうしたいと思ってしまう。
そしてそんなとき、愛というものの原点をちらっと考えたりする。
しかし、私は今までに「お花」というものを
一度も習ったことがなく、花を活けるのに一苦労した。 花瓶に挿すときに
自分の思う方向になかなか向いてくれないので 「あなたはそっちに向きたいのね」とか
「あなたはこの場所がいいと思うんだけど」などと言いながら
花と相談しながら挿していった。
そして下手なりに、花たちのおかげで
なんとか花瓶にきれいに納まってくれた。
花に話しかけ、相談しながら花瓶に挿していて思った――
人との関係も、相手の気持ちに添ってみることが大切だな、と。
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